テレビのワイドショーで話題に取り上げられたり、週刊誌などで良く目にすることがあったりする消費者金融のブラックという言葉。なんとなく怖いイメージがありますね。たぶん2つの意味があると解釈していいでしょう。1つは、消費者金融業者そのものがブラックであるということ。法外な金利を取って利用者を窮地に追い込んでいるような業者のことです。 消費者金融業を営むには、正規の手続きを取って所管する省庁から登録証明を受ける必要がありますが、こういう業者はもちろん届け出もしない不正な業者たちです。消費者の弱みにつけ込んで、とことんお金をむしり取ります。もう1つは、利用者自身が、消費者金融会社のブラックリストに載っているという意味のブラック。返済しなければいけない借入金を返済せずに、ついには消費者金融のほうから要注意人物としてマークされ、ブラックリストに載せられてしまったというようなケースです。
ここ1年ぐらいのあいだでしょうか、「過払い」という言葉を良く聞くようになりました。つまり過分に払い過ぎているということ。何をというと消費者金融に支払った借り入れの利息金額です。消費者金融には貸金業法という法律があって、その中にある利息の上限金額が引き下げられたのです。 たとえばそれまで3年間にわたって消費者金融からお金を借り、28%の金利を支払っていたとしましょう。けれども今度からは28%ではなくて、18%を金利の上限にしますよと定められたら、それまでに支払っていた28%の金利と新しい金利19%分の差額に当たる金額を差し引いて戻してくれるようになったのです。これに該当する人は、過払い金の返還要求という手続きを行えば、消費者金融から過払い金を戻してもらうことができます。消費者金融会社にしてみれば一度収益に充当していたお金を利用者に戻すのですから、とてもたいへんな作業となりますが、返還請求にはきちんと応えています。
いまでこそたくさんの人たちが利用するようになった消費者金融は、10人に1人が利用しているとか9人に1人が利用しているとか、利用者はスゴイ数にのぼっているようです。そもそも消費者金融は、いつごろからあったのでしょうか。みなさんは質屋という存在をご存じですか。お金が必要になったとき、家の中にあるスーツとか時計や宝石とかをもって行って、それを担保にお金を貸してくれるのが質屋という存在でした。 一説によると、その質屋の数が減少していく過程で、1960年頃になってから消費者金融が誕生したらしいということです。質屋が消費者金融の前身とまではいえないようですが、お金を借りるところという意味では同じかもしれません。何かを担保にしてお金を借りるというのは、銀行もそうですね。家や土地を担保に住宅ローンという形式でお金を借りています。でも消費者金融は無担保・無保証!質屋とか銀行とかより親切な機関かもしれません。消費者金融会社はそういう面でも銀行とは違っていて、それが私たち庶民にも受け、借り入れを申し込みする人たちが増えていったのです。
即日審査OKってことは、もしかして消費者金融の審査ってすごく甘いのでしょうか。そんなことはないと思います。それは甘いとか厳しいとかではなくて、やはりお客様目線だからじゃないでしょうか。それとお金を貸すことが仕事だから、審査そのものを効率よくスピーディにできるようなシステムが組まれているって感じなのでしょうね。 あと一つ理由がありとすれば、それが銀行との差別化になっているということ。もし消費者金融会社が銀行と同じように審査を厳しくして何日も何週間もかけていたら、金利の安い銀行にみんな行ってしまうと思いませんか。甘くしているだけだったら、ほんとうは返済なんてできない人にまでお金を貸してしまって、回収ができなくなるハメになってしまうでしょう。消費者金融には消費者金融の考え方や経営戦略みたいなものがちゃんとあって、会社の事業そのものがしっかりと成り立っているんだと思います。